女優の岸恵子さんが訳された、こんな本が有ることを知り 取り寄せました。
子どもの絵本を想像していたら、それよりサイズは小さくて大人向けの 特に私の世代~それ以前向けのように感じます。
内容は、おじいさんに先立たれ パリの小さなアパルトマンに 一人暮らす おばあさんのお話です。 息子の家族とは離れて暮らしています。
痛い足をひきずって買物に行き、お代を払う時も 老眼でコインの見分けがつきません。
それでも自分の出来る範囲内で、老いを楽しみながら暮らしています。
けっして感謝の気持ちも忘れません。
(後は読んでのお楽しみということで)
あとがきに このように書かれていました。
老いの身の孤独をどう生きてゆけるのか…愚痴っぽくて自分勝手な頑固者になるのか、感謝の気持ちで他人にも自分にも優しくなれるのか、そこが人間としての勝負どころです。